誰にも、人生で苦しかった時期があると思います。
私にとってその大きなひとつが、38歳で不妊という壁にぶつかった時でした。

結婚したのは37歳の時。
ずっと子どもがほしかった私は、最初こそゆったり構えていましたが、38歳を迎える頃には焦る気持ちがどんどん強くなっていきました。
「みんな当たり前に妊娠しているのに、どうして私だけできないの?」
「こんなに頑張っているのに」「私なんかダメだ」
そんな思いが繰り返し渦巻き、生きる希望を見失い、真っ暗なトンネルの中で一人もがいているような毎日でした。

そんな私に転機が訪れたのは、39歳になろうとしていた頃。
人工授精で結果が出なかったので、そろそろ体外受精に……と思いきや、夫が難色を示したのです。
「できることはやりつくしたい!」と思う私と、「そこまでしなくてもいいんじゃない?」という夫。
一旦治療をやめて、2人でじっくり話し合って出した答えは「3回だけ、体外受精にチャレンジする」ことでした。

「3回しかない……いや、3回もある!」私の心のスイッチが入ったのは、その時です。
「限られた機会を無駄にしないために、体のポテンシャルを最大限に高めよう」と、
かねて勉強して資格まで取っていた中医学(薬膳)の知識をはじめ、薬剤師の仕事で身に着いていた漢方の知識、
妊活を初めてから得たさまざまな情報をフル活用して、少しでも妊娠しやすい体づくりへと全力を注ぎました。

こんなに前向きな気持ちになれたのは、夫と2人で納得して決めたゴールがあったから、
私の気持ちを受けとめ寄り添い励ましてくれた人たちの存在があったから、
そして、中医学の根拠に基づいたノウハウの実践を重ねることで「
私の体は確実に妊娠に近づいている」という自信が持てたから。

結果、40歳の時に2回目の体外授精で娘を授かり、41歳で出産しました。
あれだけ切望した我が子をこの手に抱くことができたことはもちろん、
知識と経験を生かし、自分の体を信じて、妊娠のためにできることはすべてやり尽くした達成感で、
私は人生で一番といっていいほどの喜びを味わいました。

私が身に着けてきた中医学の知識、薬剤師の経験、そして何より私自身が人生を賭けて取り組んだ妊活という一大プロジェクトから得た学び。
そのすべてを、かつての私と同じように悩み苦しんでいる人のために注ぎたい。
暗闇から光を見出し、自分だけの幸せを手に入れてほしい。
そう、泥の中から美しい花を咲かせ清らかに香る蓮のように。
そんな思いが、「香蓮」の原点です。

病院にお任せするしかない不妊治療で疲れてしまった、
毎月襲ってくるあの絶望感にもう耐えられない、
誰にも頼れない孤独、無力感、劣等感に押しつぶされそう、
もう何をどうしたいいかわからない……
そんな気持ち、よくわかります。だって私がそうだったから。

でも大丈夫。
もうあなたは一人ではありません。
私はあなたに寄り添い、手を取り、時には背中を押し、ともに進みます。
あなたが自分の体と心に丁寧に向き合い、本来持っている小さな命を育む力を呼び覚ますサポートを全力でします。
悔いのない妊活ライフを走り抜け、あなたの望む未来を、あなただけの幸せを、
その手に掴んでください。

香蓮の横尾柚美は、あなたのバディです。

横尾 柚美

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